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腎臓(じんぞう)のはたらきとは?|体を守る7つの役割を専門医が解説

[2020.03.07]

※2026年6月に内容を見直しています。

腎臓は「尿を作る」だけの臓器と思われがちですが、
血圧、貧血、骨、水分の調整など、全身のさまざまな部分に関わっています。
2017年にはNHKスペシャル「“腎臓”が寿命を決める」でも取り上げられました。

そのため、腎臓のはたらきが弱くなると、
むくみや高血圧だけではなく、貧血や骨の問題、息切れなどが起きることがあります。

ここでは、腎臓がどのような役割をしているのかご説明します。

 

腎臓はどこにある?

腎臓は、背中側に左右1つずつある臓器です。

大きさは10cm×5cm程度で、そら豆のような形をしています。

左右で2つありますが、片方が働きにくくなっても、
もう片方が頑張ってしまうため、症状が出にくいことがあります。

この「症状が出にくさ」が、腎臓病を気づきにくくしている理由の一つです。

 

腎臓の7つの大切なはたらき

ここでは7つに絞って腎臓のはたらきをご説明します。

 

① 水分量を調整する

腎臓は尿を作ることで、体の水分量を調整しています。

腎臓が弱くなると、

・むくみ
・体重増加
・息切れ
・血圧上昇

などが起こることがあります。

 

② 老廃物を体の外へ出す

体の中では毎日老廃物が作られています。

腎臓はこれらを尿の中に捨てることで、
体をきれいな状態に保っています。

このはたらきが低下すると、
食欲低下、だるさ、吐き気などにつながることがあります。

 

③ 血圧を調整する

腎臓は血圧のコントロールにも関わっています。

高血圧が腎臓を悪くするだけではなく、

腎臓が悪くなる → 血圧が上がる

という悪循環もあります。

 

④ カリウムやリンなどを一定に保つ

腎臓は電解質のバランスを保っています。

ですから腎臓が悪くなると、

・カリウムが高い → 不整脈
・リンが高い → 骨や血管への影響

などにつながることがあります。

 

⑤ 血液を弱アルカリ性に保つ

腎臓は、血液の酸性・アルカリ性のバランスを厳密に調整しています。

腎臓が弱ると、この調整が難しくなることがあります。

 

⑥ 血液(赤血球)を作るためのホルモンをつくる

腎臓では「エリスロポエチン」というホルモンが作られています。

これは赤血球を作るために重要です。

腎臓のはたらきが弱っている方で、貧血になりやすいのは、
このホルモンが十分でないためです。

 

⑦ 骨を守る

腎臓はビタミンDを活性化することで、

・カルシウム吸収
・骨の健康維持

にも関わっています。

腎臓病では骨が弱くなりやすい理由の一つです。

 

最後に

このように、腎臓は全身のバランスを保っている大切な臓器です。

しかし、腎臓病は症状が出にくい病気です。

だからこそ、

・eGFRが低い
・クレアチニンが高い
・たんぱく尿がある

という段階で確認することが大切です。

不安がある場合には、数値をそのまま放置せず、一度確認してみましょう。

 

【診療案内】

以下のような方は、一度ご相談ください。

・eGFRが低い(45未満など)と指摘された方、
 またはご自身で数値が気になっている方 
・クレアチニンが高いと言われた方
・たんぱく尿や血尿を指摘された方 

まずはご相談だけでも構いません。

広瀬クリニックの診療案内

初めて受診を検討されている方はこちらをご覧ください
初めての方へ

 

【参考記事】

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クレアチニンが高いと言われたら|数値の見方・eGFR・次にすることを腎臓専門医が解説

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医療法人陽蘭会 広瀬クリニック

廣瀬 弥幸

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