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透析になりたくないと思うのは自然です|透析医が伝えたいこと

[2026.06.25]

 

「透析が必要になるかもしれません」

そう言われたとき、

ほとんどの方が、

・どうにかして避けたい
・治療をがんばれば、まだ大丈夫なのではないか
・透析なんて考えたくない

と感じます。

そして実際に、

「透析だけはしたくない」

という言葉を聞くことも少なくありません。

私は、
「透析を避けたい」「透析になりたくない」と思うことは、
とても自然なことだと考えています。

 

透析を受けたくて受ける方は、ほとんどおられません

透析は、

週に3回の通院が必要になり、
生活も変わります。

仕事や家庭、
これからの人生について考え、
不安になるのは当然です。

また、

「これまでの自分の生活が悪かったのではないか」

と、ご自身を責めてしまう方もおられます。

しかし実際には、

・腎臓病は、原因不明のものも多い
・腎臓病は進行してからは治りにくい
・加齢によって腎機能は低くなっていく

などの事情から、ご自分を責めることはないと考えています。

 

また、

・腎臓病は症状が出にくい
・検査をしてみないと腎臓が悪いことがわからない

という特徴もあり、対策をしがたいという一面があります。

 

診療をしていて感じるのは、

「もっと早く気づいていれば」

という後悔よりも、

「突然現実を突きつけられたように感じる」

患者さんが多いということです。

その現実を、
すぐに受け入れられないのは自然なことです。

 

「まだ透析をしたくない」というのは普通のことです

私は、

「透析を避けたい」

という気持ちを、
否定する必要はないと思っています。

むしろ、

そのように感じるからこそ、

・悩み
・考え
・準備しようとする

のだと思います。

診療では、

「本当はまだ受け入れられていません」

と話してくださる方もおられます。

それも、とても自然なことです。

 

一方で、“準備”はとても大切です

ただ実際には、

腎臓の働きがかなり低下すると、

風邪や脱水など、
ちょっとしたきっかけで急に状態が悪化することがあります。

その結果、

・緊急入院
・緊急透析
・体力低下

につながることも少なくありません。

一方で、

落ち着いた状態のうちに、

・透析の説明を聞いて知っておく
・必要ならシャントなどの手術を受けておく
・透析が始まった後の生活のイメージをして備える

などを少しずつ進められた方は、

比較的安定した形で透析へ移行できることが多いと感じています。

 

透析になっても人生は続きます

透析と聞くと、

「人生が終わる」

ように感じる方もおられます。

しかし実際には、

透析を受けながら、

・仕事を続けている方
・旅行を楽しんでいる方
・ご家族との時間を大切にされている方

も多くおられます。

もちろん大変なことはあります。

それでも、

その中で少しずつ生活を整え、
ご自身の時間を取り戻していく方を、
私はたくさん見てきました。

 

診療の中で感じていること

診療をしていると、

最初は強く透析を拒否されていた方が、
時間をかけて少しずつ整理し、
透析の必要性をご自身なりに受け止められ、

「仕方ないですね」

と穏やかに話されるようになることがあります。

私は、

「透析をしましょう」

と言われて簡単に受け入れられるものでないと知りながらも、

「少しずつ向き合っていく」ことは、

とても大切だと感じています。

 

最後に

透析を避けたいと思うのは、
とても自然なことです。

一方で、

「まだ考えたくない」

と思っている時期こそ、

少しずつ情報を整理し、
準備を始めることが、
結果としてご自身を守ることにつながる場合があります。

必要以上にご自身を責めず、
一人で抱え込まず、

不安なことがあれば、
ご相談いただければと思います。

 

【診療案内】

以下のような方は、一度ご相談ください。

・eGFRが低下していると言われた方
 (eGFR:45未満など)
・透析が必要になる可能性があると言われた方
・透析について考えるよう勧められたが、まだ受け入れられない方
・透析を避けたい気持ちが強く、不安や迷いがある方
・シャント手術や透析の準備について相談したい方
・ご家族として、どのように支えればよいか悩んでいる方

まずはご相談だけでも構いません。

→ 広瀬クリニックの診療案内

初めて受診を検討されている方はこちらをご覧ください
→ 初めての方へ

 

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医療法人陽蘭会 広瀬クリニック

廣瀬 弥幸

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