メニュー

広瀬クリニックでは職員の新型コロナウイルス対策に健康管理アプリN-CHATを使っています

[2020.11.10]

 新型コロナウイルス感染者数が増えてきました。過去のデータでは、新型でない「従来のコロナウイルス」も11月頃から増えてくるため、これから冬季を迎えるにあたって、これまで以上に十分な対策が必要になると考えられます。

 

 新型コロナウイルス対策には、職員の健康管理も重要です。従来広瀬クリニックでは、発熱や体調不良がある職員は出勤前に当院に電話連絡し、そうでなければ出勤してから健康状態を一覧表に記載して、職員全体の健康状態を把握していました。

 しかし、出勤時間が重複して記載の順番待ちが発生したり、職員全体の体調を把握するためには一覧表を見に行く必要があったり、全体の把握やデータ作成のためには手間がかかる、という問題点がありました。また、新型コロナウイルスに感染しても軽微な症状のみ、という方も多くおられます。職員の健康管理をする上では、軽微な症状の記録が残っていることも重要です。

 

【広瀬クリニックでの健康管理アプリN-CHAT導入の経緯】

 上記のような問題点から、Googleフォームを利用して管理することを考え、実際に形式を作ってテストをする準備をしていました。しかしテストの直前に、ニュースで長崎県健康管理チャットサービスN-CHAT(Nagasaki Check Health And Temperature application)が長崎県から提供されることを知りました。N-CHATでは結果の一覧性が高く、集計作業が不要で、調査したいと考えていた症状等の項目が網羅されていました。また、保健所やクルーズ船での活用実績があることから、広瀬クリニックではN-CHATを導入することにしました。

 

【N-CHATについて】

 新型コロナウイルスは比較的他の方に移りやすいと考えられ、よく報道されているようにいろいろな病院や企業等でクラスターが起きています。発熱やその他の症状が出ている職員等がどれくらいいるのかを素早く把握し、クラスターやその拡大を予防するために、N-CHATが作られました。8月末から企業や各種団体、介護施設・障害者施設等に提供されています。

 長崎県では、保健所での濃厚接触者や接触者の方の健康観察に使われているそうです。また、長崎市に停泊していたクルーズ船での集団発生事例でも、船室で療養する船員の健康状況の把握に活用されたそうです。対象者が大勢になると情報収集業務が膨大になり、このようなシステムなしには対応困難だと考えられます。

 

 N-CHATに健康状態を入力する人は、自分のスマートフォンから入力します。初期設定してしまえば、その後の毎日の入力は日時や体温、症状の有無等を下の図のような画面に入力することになり、特に症状がなければ短時間で入力できます。私の場合だと、1分かからない程度です。広瀬クリニックではこれを出勤前に入力するようにしています。もちろん、出勤後に一覧表の順番待ちをする必要はありません。出勤しない日も含め、毎日入力するようにしています。

 

 個人情報は、性別と生まれた年および月、職員番号を登録します。名前や生まれた日は入力しません。職員番号は健康管理をする側が健康管理をするために必要なので入力しますが、職員は一般的に公開しないことがほとんどだと思われますので、比較的安全だと思われます。

 

 健康管理をする側からしますと、入力結果が自動で集計され、下に示す管理画面を開くだけで集計結果が表示されますので、職員全体の健康状態を把握するのが容易です。長崎大学病院感染制御教育センターも「職員等のうち発熱した人の数を毎日モニタリングすること」を推奨していますが、管理画面の「発熱(≧37.5度)の患者数」という表を確認するだけで人数が分かります。毎朝これを見てほっとしています。

 入力していない人の数や職員番号も把握できますので、必要であれば職員番号から誰が入力していないのかを確認し、入力するように依頼することができます。

 もしも職員が新型コロナウイルスに感染した場合、N-CHATに入力している過去の健康状態を参照することができます。また、先に示したように会ったり電話したりすることなく健康状態を把握することができますので、これらのことはその後の感染拡大予防に重要な役割を果たすと考えられます。

 

 新型コロナウイルス対策でどのような職業でも業務負担が増えていると思いますが、N-CHATは職員の健康状態把握業務の働き方改革につながりますし、無料で使用することができるところが大変助かっています。

 

 広瀬クリニックではN-CHATを活用し、職員の健康管理と新型コロナウイルス対策を徹底していきます。

 

【最後に】

 長崎県のホームページにわかりやすい説明がありますが、導入を決めたり実際に導入したりするにあたっては、いくつか疑問もありました。長崎県の担当の方にお伺いしたところ迅速かつ丁寧にご支援いただき、大変スムーズに導入することができ、日々の健康管理がストレスなくできています。この場を借りて、長崎県の担当の方やN-CHATのご関係の皆様に感謝申し上げます。

 

【参考資料】

長崎県ホームページ N-CHAT(健康管理アプリ)

https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/kansensho/corona_nagasaki/n-chat/

 

 

医療法人陽蘭会 広瀬クリニック

廣瀬 弥幸

プロフィール等

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME